t

虎尾 隆

http://www.interq.or.jp/world/torao/

もう何年も前になりますが

東京青山のある本屋で

本を物色していたところ

どこか恐怖を感じるような

シンプルさをも持った彼の絵に

出逢いました。

久しぶりに引っ張り出して

眺めてるんですが

どんどん引っ張られていきます。

ずるずると。

地下室の海まで。

この言葉を思い出すと

蛍光灯が途切れて瞬く部屋に

塩素の匂いが浮かび上がります。

暗澹。